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「100万円の女たち」3巻 のネタバレと感想と 急展開!道間と5人の女たちになにかが起こる!!

2019年2月14日

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この作品の良いところは粗い描写の画風なのに妙にリアリティのあるところだ。
登場人物たちの言葉には重さがありしっかりとした現実の裏側がそこから垣間見える。
それが、私たちの興味を惹き、共感を起こし、この作品にのめり込んでいく原因なのだろう。

だから、「100万円の女たち」3巻 はおもしろい^^

「100万円の女たち」3巻 のネタバレと感想と 

今日、紹介するのは、「100万円の女たち」3巻 です。

ぜひ、紹介文を読んで、試し読みしてください。

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「100万円の女たち」3巻 のネタバレと感想と  読んでみた感想

しつこいようだがこの3巻は起承転結の「転」にあたる。

 

まさに「転」にふさわしい内容となっている。

 

なぜなら、売れない作家の作品が売れ、事件も起こってしまう。

 

この作品の良いところは粗い描写の画風なのに妙にリアリティのあるところだ。

 

作品自体は5人の見知らぬ女が同居するなどほぼリアリティはないが、

 

登場人物たちの言葉には重さがありしっかりとした現実の裏側がそこから垣間見える。

 

それが、私たちの興味を惹き、共感を起こし、この作品にのめり込んでいく原因なのだろう。

 

この家に住む女たちは素朴で、感情表現の少ない死刑囚の息子が好きなのだ。

 

それは、男としてというよりも人間として、道間慎の持つ死生観や卓越感に惹かれるのではないかと思う。

 

物語は佳境に入ってゆく、できることならこの記事を読まずに購入されて1巻から一気に読まれることを

 

強くお勧めする^^

 

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「100万円の女たち」3巻 のネタバレと感想と  今回のストーリー

白川美波は道間慎のことを「小説」と呼ぶ

 

「小説、この5人の中だったらだれが好み?」

 

戸惑いながらも「性格だけなら祐希ちゃんかな…」

 

小林祐希

「申し訳ありません... 私、結婚しているので...」

 

一様に驚く道間慎と4人の女たち^^;

 

祐希によれば、夫は不動産会社をいくつか経営しているが長期入院中のため、いまだけ好き勝手をさせてもらっているということだ。

 

「はい、小説の恋、終了―――」

 

漂う感情

「いやー、久しぶりの新刊、嬉しいですね―――...」

 

中学館の桜井は純粋に道間慎の新作「漂う感情」を評価し、誉めている。

 

そこへ塚本ひとみがやって来た。

 

「あっ、慎くん、新刊出すんだー、早く読みたいなぁー」

 

「どうぞ、どうぞ、差し上げます。おもしろいですよ!」

 

桜井は塚本ひとみに道間慎の新刊をプレゼントした。

 

選考会

「私は敢えて花木ゆずを推しますね」

 

選考委員会では50回目という節目にインパクトを与えたいと考えている。

 

そこで、敢えて評判の高い花木ゆずを大賞にすることで文学界を盛り上げようというのだ。

 

そこへ選考委員長の千葉が遅れてやって来た。

 

千葉は選考委員だけでは偏りも出てきているため特別ゲストを交えて選考しようと提案する。

 

「今回、僭越ながら選考会に参加させていただきます。塚本ひとみです。」

 

塚本ひとみ

千葉は選考委員の皆にこう説明した。

 

「彼女は11年前に亡くなった人気小説家、荻江 響の一人娘です」

 

千葉の後、塚本ひとみは自分の生い立ちを説明した。

 

塚本ひとみは亡父の印税で食べていくには全く困らず、時間の多くを読書に割いた。

 

そして、選考委員に近年の選考作品はどれもつまらないばかりだと痛烈に批判した。

 

そのうえで、

 

「みなさん、この作家をご存知ですか? 道間慎という作家の新作です。 ここにいるどなたもこんな小説書けませんよ」

 

評価

「この度は、ご受賞、誠におめでとうございます。」

 

道間慎の「漂う感情」は選考委員満場一致で選考委員長の千葉も大絶賛の受賞となった。

 

受賞の晴れの舞台...「それでは次の質問で最後にさせていただきます。」

 

「死刑囚の道間達之とは知り合いなのでしょうか?」

 

道間慎を酷評していた森口の仕込みだ...

 

「さあ、本当の評価の始まりですね」

 

デート

以来、道間慎の自宅には誹謗中傷、イタズラ書き、ゴシップ記者が押しかける始末となった。

 

しかし、選考委員会は作品とはなんの関係もないと受賞取り消しを一蹴した。

 

開奈々果はルール違反ではあるが、道間慎を誘ってデートした。

 

開奈々果はもし、「漂う感情」が映画化されたら主人公の女の役は自分にやらせてほしいと頼んだ。

 

「あんな、感情をセリフや行動であらわさない人物、演じたいに決まってる。現に私、挑戦したくてウズウズが止まらないもん...」

 

帰路に就いた時、開奈々果は道間慎にキスした

 

作戦

「...お役に立ちました?」

 

「無理なお願いしてスミマセンでした。 でも、おかげ様で60万部を超えました...」

 

キスシーンが写真週刊誌に載りスキャンダルとなった。

 

そのため、売り上げがさらに加速したのだが、それは桜井が開奈々果に頼んだ販売戦略だった。

 

中傷者

誹謗中傷のFAXを送り付けてくる犯人が分かった... それは...

 

小林祐希の夫

病院のベッドで生命維持装置を取り付けられて生きている(?)老人...

 

「あなたが人生をかけて作り上げて残したモノは、私が責任をもって守ります。 だから...さっさと死んでください

 

そして...

「小説、さっさと起きて」

 

「美波ちゃん... ...どうしたの?」

 

「今すぐみんな起こしてきて... 今日は寝れないわよ…」

 

その日の早朝...開奈々果は浴室で死んでいた。

 

後記

この後のネタバレは控えさせていただきます。

なぜなら、作品の面白みを大きく欠くことになると思うからです。

他のサイトでネタバレを読まれるのもいいかもしれませんが、

それではこの作品を本当に愉しむことはできないと思います。

もし、あなたがこの作品を読まれたらきっと満足されると思います。

それだけ中身の濃い作品だと思います。

 

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