この作品は殺し屋に狙われた人間が思い出を振り返りながら最後の晩餐を食するというオムニパスストーリーだ。
そして被滅殺者には最後に2つ選択することができる。
最後の選択肢とはなにか? そして被滅殺者はどんな選択をするのか?
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登場人物
満ちる
被滅殺者にラストオーダーを確認する女の子。
殺し屋の娘
山猫
満ちるの父親でプロの殺し屋
狙ったターゲットは外さない凄腕
ほの香
満ちるの妹
高校2年生
感想
「櫻子さんは24時間後に死ぬよ」
「櫻子さんは24時間後に死ぬよ」
屈託のない笑顔でそう言ったのはまだあどけなさが残る女の子だった。
その子は自分を「満ちる」と名乗のった。
なにかの冗談かと思った西川櫻子はまったく相手にしなかったが、その瞬間...
「ヒュン」
甲高い高速音と共に櫻子のピアスが吹っ飛んだ。
「うちのお父さんはプロの暗殺者 絶対に逃げられへんよ」
ミチルがそう言った直後、今度は反対側のピアスが吹っ飛んだ。
恐怖に晒される櫻子に満面の笑顔で満ちるが言ったことは
「人生最後のご飯なに食べる?」
だれがなんのために自分を殺そうとしているのか悟った櫻子は最後の晩餐を満ちるととる。
その時に自分の行い、これまでの人生を振り返るのだが…すべてのストーリーでその話が軽い。
殺される原因は他人がどう思うか?だからなんでもいいわけだが、この作品のメインディッシュである被滅殺者ののそれまでの人生が薄っぺらい。
意味がないとか、成果がないとかそういうことではなくもっと他に語ることあるでしょ?
もっと自分の心に染みたことあるよねって言う内容ばかり。
つまり、読者の心にはなにも響かず、共感できない。
砂を噛むような作品でお金を出してまで購入するのはいかがなものだろうか?っておもっちゃうほど。
被滅殺者が自分を殺そうとしている相手、理由をほぼほぼ理解しているってことが他とはちょっと違うとこころだろうか。
それこそ、懇願し、生きながらえようとするのではないか?と思ってしまう。
まるで殺されることがわかっているような感じだ。
そうなると読み手側としては「死を覚悟するほどの理由っていったいなに?」になるのにそれもヒントすらない。
編集者の力量も低いと言わざるを得ない。
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