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「黒木先生…それでも教育者なんですか?」
「佐倉先生、勘違いしないでくださいね。塾講師は『教育者』ではなく『サービス業』ですよ。」
つまり、中学受験合格という目的を達成するためには、お金をかけたものが圧倒的有利。
目次
「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」2巻 のネタバレと感想 NHK「おはよう日本」でも大評判^^
こんにちは^^ マカオンです。
今日、紹介するのは、高瀬志帆 先生の
「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」2巻
NHK「おはよう日本」でも紹介された
受験漫画の第2弾
受験の本質を子ども、親、講師
それぞれの視点で描く
ヒューマンドラマ
ぜひ、紹介文を読んだり、試し読みしてみてください。
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「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」2巻 のネタバレと感想
この作品にはほんとうに点を取るための秘策がきちんと分かりやすく説明してある
それだけでも読む価値は十分にある。
もし、あなたが受験生、または受験生の親なら絶対に購入すべきである!
「二月の勝者 -絶対合格の教室ー」のネタバレと感想 転塾
前田花恋(かれん)の母は新聞広告を見て、
「花恋の塾のチラシは言ってる。名門校に何人も受かってるじゃない」
母の言葉を聞いて花恋が指摘する。
「その実績ウソじゃないけど、こことここ、ここ、ここも、ここも、今のぜーんぶ一人の実績だよ」
え~~?
なんてこった!
できる子の掛け持ち合格をあたかも複数合格に魅せるワザなんだ^^
確かにウソじゃないけど塾の実力値ではないよね。
こういう広告見て、お試しに行ったらそりゃー入塾するわな^^;いや、湾か?
今日は桜花塾吉祥寺校の保護者会。
校長の黒木は冒頭こう言う。
「まず大学受験改革の話をさせてください」
(はぁ⁉ なんで大学受験⁉)疑問に思う花恋の母。
黒木によれば大学入試要項が変わり現小6生はその「新テスト」の対象だという。
黒木は大学受験の問題の1例をスクリーンに映し出す。
変化点はマークシートより記述力、思考力が問われる。内容になっていること、しかも
その問題内容は「今の学校の授業だけではこの問題は解けない」と高校2年生が言っているということ。
なおかつ、地方創生の観点から、名門私立大学の合格者数1万人削減の実施。
高校で巻き返せばいい…できない事はないだろう…相当に頭のいい子ならできるかもしれない。
しかし、私立名門中学は中高6年の一貫教育でこの対策をする。
だからこそ名門中学に入る意味があるのだという。
お子さんの頑張り時は「今」です!と力強く保護者に問う。
つまり
いま、普通の小学交に行っているあなたのお子さんはこの変革にどう臨むのか?
その答えは、名門中学へ行くことで、この変化を有利に乗り切ろう!
だから、この後の11か月は正念場だ!と言いたいわけだ。
黒木の言葉はウソではない。事実を伝え、不安を煽って
塾の継続とオプション講習の参加率を上げようというのだ。
うまい!さすが!
弱みに付け込む、いやいや、確かに夢を売る商売だ。
なぜ、黒木は3月の新学期前の保護者会でこんなことをいうのか?
なぜなら、この時期は「退塾」する子が多いからだ。
同じころフェニックス塾には前田親子がいた。
フェニックス塾の講師 灰谷は花恋に
「花恋さんなrら、入塾したら『S(サミット)クラス』に入れます」
Sクラスとは名門しか狙わないフェニックスの塾生の中でも優秀なクラスでS1~S3までの3クラスで構成される。
花恋はそのS3に入れるというのだ。
そして、Sクラスは 1階入り口近くに教室がある。
「当塾は災害時の避難経路までも、成績の良い順に優遇してございます」
フェニックスも引き抜きにはまさに抜け目がない^^
フェニックスのSクラスって言うプレミアで釣るんだな
もちろん花恋の実力相応なんだろうけど、
花恋親子にしてみればフェニックスのSクラスとなれば
合格確率がUPするって思っちゃうよね
例の「夢を売る」ってやつだね
避難経路も成績順ってそれは問題だろ!
うがった見方をすれば、「成績の悪い子は逃げ遅れるリスクがある」
つまり「子どもの命は平等ではない」とも解釈されるよね
いくらなんでもやりすぎだし、そんなこと言っちゃいけないでしょ^^;
「二月の勝者 -絶対合格の教室ー」のネタバレと感想 転塾する理由
講師ミーティングで各生徒の報告を聞いた黒木が出した指示はなんと
「次の模試までに、持ち偏差値より10~15ポイント高い学校を志望校に設定するように促してください」
「親御さんが応じますかね? 最近は『無理のない受験を』というご家庭が多くなってますし」
その発言を聞いた黒木は
「成る程。先日の卒業生の合格実績の大失敗の訳がわかりました。『生徒のためを思ってやっている』という建前に甘えた、ぬるい雰囲気がすべての元凶ですね」
黒木は生徒の家族の想いを語った。
それはこうだ。
入塾時、誰しも、もしかしたらうちの子は憧れの学校に入れるかもしれないと思い、
大金を払い「あわよくば」の夢を抱いた。
だけど現実は違った。塾に通うだけでは成績は上がらない。
なのに増えていく月謝。
しかし、金をつぎ込んで引くに引けない状況。
そんな時に自分が親だったら…「僕なら転塾させますね」
黒木の言いたいことは、こうだ。
名門に入れると思って金をつぎ込んだのに、講師からそれなりの中学を勧められた。
親や子供の気持ちになれば、確かに「は? あんたらの教え方にもんだいあるんじゃね?」
ってなって転塾するでしょ
ってことだ。
確かにそうだよな。
受検に失敗するリスクをおさえ、安心を取る。
それって欲しい結果じゃないし、
なにより「あんたらなに言ってんの? 最初に言った名門中学はどこにいった?」
ってなるに決まってる。
勉強しなかったからじゃないの?って思う人もいるかもしれないけど、
塾ではきっちり教えてるし、授業の緊張感も高い。
子どもはがんばってるよ。
なるほど!
だから、原点に返る訳だ^^
「もし講師に、『本当は狙えます』と言われたら震えるほど嬉しいはず。なら本音を引き出し、『入れそうな学校』ではなく『行きたい学校』を受ける。お子さんなら狙えます。一緒に目指しませんか? そんな『熱い』受験をさせましょうよ と話すのです。」
さすがプロ! 徹底的に夢を見させてフォローするってことだね。
塾は行きたいという中学へはいれるようにサポートするだけ
模試の結果を見て、どこを受験するかを決めるのは子どもと親だからね。
その上で成績が伸びないなら塾の教え方に課題はあるかもしれない
そしてもし親から「合格できますか?」って訊かれたら、模試の数字を言えばいいだけだし
人間はみな弱い生き物
その弱さのひとつに、「現実を直視出来ない」っていうのがある
それを乗り越えるのは当事者の問題だ
「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」2巻 のネタバレと感想 『課金ゲー』
武田夫妻…
子どものことには無頓着は夫はスマホゲームが大好き。
いつもゲームして妻の話しも覚えていないばかりか、課金して妻にダメだしするという幼稚さ。
妻と春期講習に行かせるかどうかで夫ともめていた。
なぜなら、毎月の月謝の他に春期講習、夏期講習、その間にはGW特訓、夏休みには勉強合宿、志望校別特訓に弱点克服特訓、冬季講習、正月特訓
など年間130万円かかる。
つまり、春期講習を受けさせるか否かでもめているのだ。
塾としては当然、これらのオプションに参加させ利益を上げる。
いやいや、ほんと塾ってお金かかるんだよ。
そして成績が思うようにあがらない。
子どもはがんばってるよ。ほんと。
できてないのは親だと思う。
得に父親だね。
ちゃんとやってるよ!
っていう両親は子どもに対して深く関わっていないケースが多い
それは、勉強を見てやるとかそう言うことではなく環境の提供と夫婦の在り方
環境って言うのは肯定的な会話と自由な行動をさせていないと自発的な子供にはならないからね
がんばる子どもは多いよ。ほぼ全員頑張っている。
しかし、自発的なこどもは一握りだ
「落ちたらこの130万誰が責任取んの?」
夫はスマホゲームしながらそう言った。
そして遂に妻がブチギレる
「ふざけてんのはどっちだよ!! 何がいいカモだ あんたこそ画面のキャラに課金してんじゃねーよ。子どもに『課金』してくそ強いキャラに育てよーとして何が悪い。勇人にどんな敵でもラスボスでも倒せるクソつええ武器持たせたいんだよ。そのためなら課金ゲー上等!!」
つづけて、「130万円は私がすべて払いますので。『責任』は全て私が持ちます。それでよろしでしょうか?」
男って仕事してればすべて許されるって感じてる人が圧倒的におおいと思う。
いまは仕事よりも家庭を大切にする環境が整ってきている、
男はその空いて来た時間を自分の余暇に浸かってしまうんだね。
女性からすれば同じように仕事して、家事して、子どものこと考えて自分の時間なんてない!
になっちゃう。
考えさせられるのは受験という背景は夫婦が家族として課題を共有して、会話して課題解決に当事者として解決しているか?ということにもなってくる。
こちらも読んでみてほしい。
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受験を『課金ゲー』というのはすげーうまい表現^^
まさにその通りだよね。
そして中学受験は第1章って感じ?^^
但しこれは現実で、勇者が勝つとは限らない『課金ゲー』だ
その話を聞いて、黒木は「仮想敵がいた方が燃えませんか? より射幸心をあおったほうが、『課金』してでも勝ちたいって気が起こりますよね?」と言い出した。
その発言に佐倉は嫌悪(けんお)感を露(あら)わにする。そして佐倉の口からでた言葉は…
「黒木先生…それでも教育者なんですか?」
「佐倉先生、勘違いしないでくださいね。塾講師は『教育者』ではなく『サービス業』ですよ。」
つまり、中学受験合格という目的を達成するためには、お金をかけたものが圧倒的有利。
そう言うシステムで成り立っている職業のどこ『教育者』なのか?という理論だ。
それに対し、佐倉は
「子ども主体で物事を考えられなくなったら大人は簡単に子どもをつぶしてしまいますよ?」
いやはや、すごい会話だ^^;
誤解しないでほしいのは黒木の意見は利己主義ではなくあくまでも顧客目線のビジネス主義である
それに対し佐倉は、たしかにその事情の中で生きている自分たちではあるが、主役である子ども目線になるひ必要があるということだ
マカオンはこの場合、佐倉はそれがしたいなら独立しかないだろうって思う
それは極端な話ではなく、いまの社会でやりたいことができるのは社長とごく限られた一部の職種でしかない
ただ、唯一、佐倉の意見に同調できるのは主役は子どもであり、子どもがいなければこのビジネスすら成立しない
だから、ATMである親が子ども主体になるしかないだろう
子どもは主役であっても未成年であり、親権は親になるのだから
「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」2巻 のネタバレと感想 黒木の裏の顔
2巻では髪を下した黒木が度々登場する。
それは黒木の裏の顔ともいえる、裏黒木。
治安の悪い区域へ迷い込んだ花恋を守ったり、
キャバクラの呼び込みみたいな男についていったり、
なぞの行動がみられる。
だが、いったい、なんのために黒木はそんな行動をとっているのか?
そして、ビジネスに徹する表黒木と謎の裏黒木
本当の黒木はどっちだ?
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