この作品の面白さはミステリーみたいなトリックや知能戦による攻防も面白いけれど、本当に面白いのはこのひたむきに一生懸命に娘を守ろうとする父と母の姿だと思う。
だから、「マイホームヒーロー」4巻 はおもしろい^^
「マイホームヒーロー」4巻 のネタバレと感想と
ぜひ紹介文を読んで、試し読みしてね^^
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「マイホームヒーロー」4巻 のネタバレと感想と^^
恭一と哲雄は零花のアパートへ行った。そこで恭一は部下に買い物を頼む。
一方、歌仙はメールから得た住所を辿る。
目的は延人の骨、生存を偽装したタブレットなどを証拠を部屋に置いてくることだ。
つまり、恭一を犯人に仕立て上げることだ。
しかし、そこに住んでいたのは…恭一の母だった。
恭一の母と話していると恭一の意外な一面を知り、この母を悲しませたくないという気持ちになる。
自分が零花を想うようにこの人も恭一を想っている。
自分の子を守るために他人の子をおとしめる。
そのことに改めて気づく歌仙だった。
当たり前のことだけど誰でも自分の子は世界一可愛いし大切だよね...
自分の子を守るために父は殺人を犯し、母は他人の子を犯人に仕立てようとする。
わが子のためなら自分の人生すら投げ出すという大きな愛がこの作品の根底にある。
哲雄や歌仙は自分たちが零花をどんなに大切な人間なのか知っている。
しかし、意外とこのことを知る人間は少ないのかもしれない。
なぜなら、自分がどれほど子供を愛しているのかを実感している人は少ない。
そんなことないよ!私は子供を力いっぱい愛している!
ほぼ100%の親がそういうでしょう。
しかし、あなたは実際に自分の子供を失ったときの喪失感を知っているだろうか…
その時初めてあなた知るだろう…どれだけ自分が子供を愛していたか…
そして、その時にどれだけの喪失感が自分を襲うのか…
その後には、後悔しか残らない...「なぜ、あの時もっと優しくしてやれなかったのか…」
しかし、そんな親の気持ちを子供は1mmも知らない...
そうなのである…零花は恭一に連絡を取ってしまう…
『隠しごとってなんですか?』
そうメールし、会うことを約束してしまう零花。
そのことに気づいた歌仙は家族を守るため、ほだされた自分を引締め、恭一を犯人することを決意する。
「間島恭一…この人が…一番邪魔…」
一瞬、気持ちが揺らいだ歌仙だけれどもついに決意が固まったんだね~。
なぜなら、そうしないと大切な大切\な我が子を失いかねないからだ…
子のために親はほんとに強くなれると思う。
そのために他人の子を犠牲にして、その子にも悲しむ親がいるとわかっていても、自分たちのエゴのために、子を守るという親の気持ちが形振り構わなくさせているんだと思う。
哲雄と相談して、零花を恭一と合わせないようにするのは歌仙が、そして恭一の部屋に証拠セットを置くのは哲雄の役回りとした。
歌仙は零花を無事に恭一から遠ざけれたが、哲雄の方はうまくいかなかった。
そこで哲雄は組織内で恭一と対立関係にある竹田が、『恭一を延人殺しの犯人に仕立てげよとしているのではないか?』と嘘をつく。
まんまと哲雄の口車に載せられた恭一は哲雄を自分の部屋に入れ一緒に何か延人殺しに関係するものが仕掛けられていないか探し回る。
これはもちろん哲雄のワナ。
この隙に乗じて哲雄は証拠セットを恭一の部屋に仕掛けようとしたんだけど結局うまくいかなかった。
そしていよいよ明日、自分の運命が決まると感じた。
この時、哲雄はこの1週間必死になって、ほんと文字通り必死になって生きようとして、娘を守ろうとして、家族を愛して生きた中身の濃い1週間についつい涙しちゃうんだよ^^
わかるよな~…ほんと必死になって突っ走って来たっていうのが読み手である私たちにもほんとによく伝わって共感できるんだわ~^^
力もなく、地位や名誉がある訳でもない、ただのミステリー好きのオヤジがこれほどまでに娘のためにできるんだ!やるんだ!っていう強さに感動するね!
この作品の面白さはミステリーみたいなトリックや知能戦による攻防も面白いけれど、本当に面白いのはこのひたむきに一生懸命に娘を守ろうとする父と母の姿だと思う。
「つまり、延人は誘拐された あるいは殺されている」
これまでの事実から竹田はそう結論付けた。
哲雄が勝負に出る...
竹田に『恭一が延人をコロシタ』と思わせるメールを打ったのだ。
疑念を抱く竹田…
哲雄を呼び出し訊く
「恭一は何か… 金のことを言ってなかったか?」
「... えっと... 言ってました... 以前… 大きい金が入ったことがあるって」
(恭一さん…すみません 生き延びるために僕は嘘をつく… そしてあなたを殺す)
哲雄が最後の勝負に出たね~^^
しかし、恭一も竹田も仲が悪いとはいえ超切れ者^^
恭一ひとりでもままならないのに2人を相手にどう立ち回るんだろ?
仲が悪い時はいいけれど、もし、この2人が同時に哲雄を怪しんだらさすがに厳しいだろう。
いや、恭一にしても、竹田にしても、そして哲雄にしても誰が犯人でもいいわけだ。
となれば、利害が一致するのは竹田と哲雄ではないのだろうか…
5巻が楽しみだわ~~~
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最後まで読んでいただきありがとうございます。次巻はこちらから^^どうぞ
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