そしてふたりは身体の関係をもってしまう。
数日後、みちの誕生日に陽一は花をプレゼントした。
それは原っぱでとってきたようなみすぼらしい3,4本の花だったが、みちは陽一の気持ちがうれしくて大泣きするのだった
だから、「あなたがしてくれなくても」2巻 はおもしろい^^
「あなたがしてくれなくても」2巻 が無料で読めるかも^^
「あなたがしてくれなくても」2巻 感想
セックスレスの似たような環境を持つみちと新名…
涙を流し悲しみに浸るみちを抱きしめてしまった新名はその後、みちを避けるようになる。
そんな新名を意識してしまいみちも新名と顔を合わせないようにふるまってしまう。
いっぽう陽一はみちの態度に声を荒げる
「やめろよ そういう他人みたいな態度!! 他人行儀な笑顔してよそよそしく避けてさあ 耐えられないんだよ!!」
それにはみちも強く反論する
「勝手だよ 自分だけ楽に生活しようなんて 陽ちゃんこそEDだって逃げたくせに…!! 私には逃げ場もないの!! ずるいよ… ずるい… 陽ちゃんはずるいよ」
「おれ みちと離れるなんて考えてないから」
陽一はそう言いながらもみちを抱きしめることはなかった
陽一ってかなり身勝手! 人の気持ちになって考えるとかそういうことできないタイプの人間なんだわ。
だから、自由きままに自分のやりたいことだけやってやりたくないことはしない。
セックスもそうなんだ。やりたくないからしない。
みちに「悪いとおもう」なんて言ってるけどそれは言ってるだけでほんとはそういえばその場から逃げれるとしか考えていない。こいつの特に悪いところはその意識があるっていうこと。
逃げよう逃げようとする卑怯な人間。
人の気持ちもわからずその場から逃げようとする。
だからきちんと話そうともしない。
はなしても見え透いた嘘をつく。
みちがどんな思いで誘ったり、話そうと言ったり、見え透いた嘘を受け止めているか理解しようともせず、そして自分のそういう身勝手な態度がみちを遠ざけているのに「そういう態度やめろ」とかマジあり得ない!
耐えられないっ!! って、なんだよそれって感じ!!
みちはずっと耐えられないことを我慢してきたんだぞ!
もう少し分かれよ!このダメダメ男
読んでて陽一には腹が立った!
「あれ? まだ起きてたんだ」
夜おそくに帰宅したのは新名の妻 楓だ。
楓は副編集長に就任したばかりで多忙を極めている。
家事はおもに新名がこなしている。
ある日、いつものように夜遅くに楓が帰ってきた。
しかし、その表情は曇っている。
「どうしたの? 何かあった?」
「別に」
楓をねぎらおうと肩に手を差し伸べる新名…だが、楓は身体をずらし、新名の手を拒否する。
この楓ていう妻は仕事優先タイプなんだね。
そして、家庭よりも仕事が大事ではないけれど仕事を優先してしまうタイプなんだ。
それも、新名という存在あってこそのことだということに感謝してても、それは上っ面だけだと思う。
この女もやはり自分が一番なんだ。
逆に言えば新名はとても優しい思いやりのある夫だということが言えるけどそれが分からいんだろうな~。
こういうタイプは失って初めてその存在の大きさに気づくタイプだね~。
みちと気まずい陽一は同僚の三島結衣花と会社でビールを飲みながらとりとめもないはなしをする。
結衣花のたばこに火を差し出す陽一。
結衣花の胸の谷間が見える。
その時、結衣花がバランスを崩す。
それを支えた陽一。
ふたりの身体の距離が一気に近づく。
おもむろに陽一にキスする結衣花…
そしてふたりは身体の関係をもってしまう。
数日後、みちの誕生日に陽一は花をプレゼントした。
それは原っぱでとってきたようなみすぼらしい3,4本の花だったが、みちは陽一の気持ちがうれしくて大泣きするのだった。
それが陽一のせめてもの贖罪だとは何も知らないで…
マカオンは陽一が他の女とエッチするのはありかもしれないと思う。
しかし、他の女とエッチするならその50倍以上みちとエッチしろよ!って思う
日本っていう国は法律で、いい? 法律だよ!
つまり破れば罰則が与えられるんだよ!
法律で夫婦には同居の義務がある。
それはセックスする義務がある。
そういう判例が出てる。
つまり、厳密にいえばセックスの拒否は法律違反なんだ。
だから、みちには慰謝料請求権もあるし離婚事由にもなる。
それほどセックスの拒否は重いのだ。
「疲れてる」の一言で片付くほどの話ではないのだ。
浮気したなら陽一はみちを毎晩抱いてやれ!
そう言いたいぞ!
楓は先日の自分の態度を新名に謝った。
新名はその謝罪を受け入れ来週の結婚記念日にディナーに行こうと誘い楓も快諾した。
当日、部下のミスにまたもや仕事優先する楓。
同僚から離婚や浮気されると言われながらも楓は「そんな事で怒る人じゃないから」と言う。
遅れて来た楓…
ホテルの部屋で新名は楓を背中から抱きしめる。
さりげなく拒否する楓。
「どうして君はそうやって避けるの?」
「ごめん疲れてるの」
「疲れてるのは分かってる だからオレは精一杯 楓に負担をかけないようにやってきた 今日だけでも… 今だけでも オレのために頑張ることはできない?」
「わかった」
そういうと楓は服を脱ぎ、下着だけの姿で
「どうぞ それであなたが満足するなら」
新名はなにもすることができず楓に謝った。
楓も陽一と同じ…
話し合おうとしない。
セックスレスの多くの夫婦はそうだと思う
なぜなら拒否する方は、パートナーの気持ちを踏みにじって自分が悪いことをしているとわかっているからだ
だから拒否する人にとっては話し合いではなく、単に責められているだけという感覚なんだろう。
そして話し合いの結果はセックスに応じるか離婚しかないわけだ。
ただ、拒否者が浮気を公認するならば、あり得ないとかもしれないがそれが唯一の解決策だと思う。
浮気も法律違反だから、きちんと文章で承諾証を作成しておかなければ慰謝料を請求されるだろう。
そして楓はただ単に新名のやさしさに甘えてるだけだね。
しかもそのことに気づいていない。
そして何より思いやりがない。
マカオンははっきり言う。
セックスレスになったなら早々に離婚すべきだ。
子どものこともあるだろう。
それまでの歴史もあるだろう。
しかし、その先に待ち受けるのはお互いの不幸でしかない。
1年セックスがなければ、拒否されれば、離婚を切り出し、慰謝料などきちんと請求すべきだ。
この作品はとても現実的でリアルだ。
だからこそ不幸になる前にマカオンの注意に耳を傾け新しい人生を切り出すべきだと思う。
みちと新名はこの先、地獄を見ることになるかもしれないからだ。
いたたまれなくなった新名はみちに電話する…
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