「100%そっちが悪い!!! で、お前の親!!! なにアレ何様 どんだけ無礼なの⁉ あいつ私に日陰者って言ったんだよ⁉ なーにが集学館の編集に会わせてやるだ‼ …でも、それはいいわ...それよりそんなのより、なんなの、石井さんに怠慢って!!!? 我慢できるわけないでしょ!!!」
「ガイシューイッショク!」4巻 ネタバレと感想と
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激突!!! 広海家族 vs 作家チーム
親がやって来ることになった広海はなんとかミチルと会わせないように努力したが、それもむなしくミチル、石井、新アシの判谷とばったり出くわしてしまう。
ミチルが息子の部屋を間借りしている漫画家と知って作品を見せてもらう。
一定の理解を示しながらも父親はミチルに歯に衣着せぬ物言いをしてしまう。
それがミチルの癇(かん)に障(さわ)り大喧嘩に。
ブチギレたミチルは「いままでどんなふうに育てて来られたんですか? 息子さんのこと。部屋を善意で貸してるとか(笑)胸は揉むわ股舐め回すわ、どうにかわたしにぶち込もうと毎週毎週必死なんですよ?お宅の息子さん」
と勝負の時の広海の行動をぶちまけてしまう。
しかし、ミチルにはミチルの言い分があった。
それは、「100%そっちが悪い!!! で、お前の親!!! なにアレ何様 どんだけ無礼なの⁉ あいつ私に日陰者って言ったんだよ⁉ なーにが集学館の編集に会わせてやるだ‼ …でも、それはいいわ…それよりそんなのより、なんなの、石井さんに怠慢って!!!? 我慢できるわけないでしょ!!!」ということなのだ。
これって実はほんのちょっとしたボタンの掛け違いなのだ。
実は弘美の父親はミチルの漫画を否定したわけではなく、夢ある若者が大成するにはいい環境が必要だ。
だから、うちの離れを使ってはどうかと言いたかったのだが、その説明に良い環境を用意していない石井が怠慢だという言い方をしてしまっただけなのだ。
悪気がないどころかむしろ応援しているのだ。
しかし、その意図がが伝わる前にミチルはブチギレてしまい、広海もあまりの無礼さにミチルを許せなかったのだ。
そして、どっちが悪いか過去に例をみない壮絶な勝負が始まった。
ミチルはほんとに自分の漫画を大切にしていて、それを発掘して育ててくれた石井にも感謝しているんだろう。
それを何も知らない広海の親に上から意見されたことにほんとうに腹が立ったのだと思う。
でも、確かにエロ漫画を描いてる人を「日陰者」って言われたらそりゃープライド持って描いてる作者としては自分のプライドを否定されたように感じるよね。
しかし、親に息子の性癖?欲情した姿?をばらすっていうのもどかと^^;
宏海としては、(終わったな...)感じだったかも^^;
時間制限なしの大勝負
ミチルの背後にまわり込み両腕を拘束した状態でミチルを攻める広海。
その指は徐々に奥深くに埋まっていく…
ときめきシーンはさすが色白先生だな~って思う。
こみあげてくる強烈な快感に必死になって我慢しているミチルの表情やミチルの体つきなんかはとても柔らかい線で描かれていて、むっちりとしていながらちょっと荒れたような肌感まで伝わってくるようだ。
ちょっと荒れたようなというのはミチルが漫画家という職業で、追い込みの時なんかは不眠不休で仕上げるからだ。
なんかそう言うのもしっかり意識して描かれているところや上気したミチルの顏にとても臨場感があってどんどん作品に引き込まれる。
今回も勝負に負けた広海は、毎朝100日間ミチルに土下座して「申し訳ございませんでした。」と許しを請うことになった^^
ミチルが出ていく?
広海に母親からメールが来た。
その内容は「ミチルに離れを使ってほしい」というものだった。
一方、石井もミチルの執筆環境向上のために新しい住処を探してミチルに打診していた。
しかし、石井の提案をきっぱりと断るミチル…
「物理的な距離が離れたらほんとに何のつながりもなくなっちゃうんだと思ったらなんか…出ていけって言われるまではあそこに住んでいたいって思っちゃった…」
ミチルの言葉を聞いた石井は微笑みながらも胸が痛むのを感じた。
帰ったミチルは「私 ここ出ていかないからね」
そう言ってふたりで広海の作ったクリームシチューを食べた。
まー、あれだね。「素直じゃない」って言うやつ?
ただ、今回、自分の気持ちに気づいたミチルには大きな変化があったんじゃないかな。
好きとか嫌いとかいうより、「居心地がいい」んだろうな。
そして気になるのは、ミチルに感情を見せ始めた石井だね。
そして今後、同じ家で長時間過ごすことになる新アシ判谷愛衣。
このふたりがいったいどう絡んでくるのか?
5巻が待ちきれない^^
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