「オレだってなぁあ、好きで腐男子になったワケ…だけど」
「そこは、認めるんかーい!!!」
「すげー、おもしろかったんだよ。あの漫画!!」
マンガ好きなら必読のオタク物語で、女性はもちろん男性でも楽しく読める内容になっています。
おすすめですよ～～～^^
好きで腐男子になった元カレ錫也と、そのきっかけを作ってしまった元カノの桃。
二人の再開はやはりBLコーナーだった^^;
さらに錫也のイチ推しサークルは桃のサークル。
熱くオタクを語る錫也。
これまで誰にも語れなかった思いが次々言葉となってメロディのように奏でる。
友を得た錫也。自分達は腐女子だが、性癖をひた隠しにする桃と幸音。
難関はイベント！
錫也を封じ込め、合わないように祭りを楽しむことはできるのか ^^?
幸音にも恋の予感？相手はもちろん腐男子^^;
どこまで笑えるんだ^^
「元カレが腐男子になっておりまして。」1巻 を無料で読んでみる^^
目次
登場人物
基本的に腐女子と腐男子がメインキャラです。それ以外はちょい役というブレのない設定がすばらしい！
赤土 桃（あかど もも）＝腐女子
年季の入った腐女子。
錫也を腐男子にしたと負い目を感じている。
個人サークル「行き止まり」で同人活動中。
絵、漫画描き。PN(ペンネーム)は「モモ」(わかりやすい^^)
片倉 錫也（かたくら すずや）＝腐男子
桃の元カレ。
現在は立派な腐男子^^; そのことはもちろん秘密にしている。
それゆえ、桃と幸音という同志を得たことに強い仲間意識を持っている。
春日 幸音（かすが ゆきね）＝腐女子
桃の親友であり、同レベルの腐女子として、よき理解者。
個人サークル「シンメトリー」で活動中。
小説サークルで書き物をしている。
シルヴィオ（しるう”ぃお）＝腐男子
イタリアで幸音に声を掛けた国際的腐男子。
陽気な性格はイタリア人らしく、いわゆる「軽い」性格。
「元カレが腐男子になっておりまして。」 ネタバレと感想
BLコーナーで出会った腐男子は、なんと高校時代につきあっていた元カレの錫也だった。
女性同士ならまだしも、BLコーナーで男性ってあんまり見ないですよね。
もし、いたら、なるべく見ないようにするか、近づかないようにしますよね。
なのに、それが知り合いで、しかも元カレだなんて！
こんなシチュエーションって、驚いたあとにどんな言葉交わせばいいのやらですね^^;
ただ、ひたすらに逃げ出したくなりませんか^^;
錫也が腐男子になったワケ
実は桃には元カレが腐男子になる心当たりがあったんですね～。
というのは二人が付き合ってる高校時代、桃がBLのアンソロジーを錫也の部屋に忘れてしまったんです。
そうなると、隠れオタクだった桃は、錫也に訊けるわけもなく、自然消滅を選択したのです。
しかし、この桃が忘れたBLこそ、が錫也を腐男子にするきっかけだったと、桃はソッコー気づいて、負い目を感じちゃったわけです。
そりゃー、普通、男子はBLなんて買うことはもちろん、読むこともまずありませんからね～（読んでるひとごめんなさい）。
BL本を忘れたことは責めることはできませんが、
すぐにきちんと回収しておけば錫也は腐男子にならなかったかもですから～。
自分かわいさにそれをしなかったわけですから、そりゃー心を痛めますよね。
そして、再会…^^
そんないわくつきの元カレとばったり再会。
しかも、いわくのBLコーナーで^^;
もう驚くしかない！
わたしたちは笑うしかない ^^
よくぞ立派に成長してくれた…みたいな。
桃の予想通り、桃が忘れたBL本がすげえ面白くて、同人誌という世界を知った錫也はどっぷりと腐っていた^^;
桃が忘れた本を面白いと思った錫也だから、二人のBLに対する好みは同じということですよね。
だから再会のBLコーナーはもちろん二人のお気に入り作品がずらり^^;
思わず意気投合してしまう元カレと元カノ^^;
なんじゃそりゃー。ですわ。
お互いのオタクぶりはたたえあっても性癖はあえて口にできないふたり^^
そりゃ、そうだ^^
ここまで濃い話なのに、ほんとテンポよくポンポンと話が進んでいきます。
すごく読みやすくて、表情が豊かなので思わず笑みがこぼれてきます。
錫也は隠れオタクとして生きていたため、桃と”趣味”の話ができたことが相当嬉しかったみたい。
一方、桃は、BL本忘れたばかりに錫也がこうなってしまったことに自責の念を感じていた。
ひとしきり語り合った二人は、十分に満足して、もう会うことはないだろうと、駅で別れた。
ここで連絡先を交換しないのがお互いが過去の経緯にあまり触れたくないというか、
古傷に触ってほしくないという気持ちなのだろう。
錫也ついに悲願達成…!!
ところが、二人は翌日、同じビルのエレベーターでばったり再会^^
オフィスは違うが、同じビルでした。
このへんはベタな感じですが、やはりこの二人、どうなるかめっちゃ気になります。
で、二人は肚をわって話すことに…幸音は巻き添え決定！ かわいそう…
自分の性癖は晒せないというまたまた、自分が可愛い理由から同人サークルのことは二人とも秘密に。
しかしそれが裏目？に…錫也のイチ推しが、なんと桃の「行き止まり」サークルだった～。
「あの人の描く話、どれも心臓にくるっていうか…！・・・」
熱い慎也の言葉に、
（おいいぃいぃ、どんな拷問だ!!）
なんで、こうなるんだ～って桃の悲痛な叫び（笑える）
「俺ずっと追いかけてて…ジャンルも行き止まりさんに合わせて変えてるんだ」
（ガチじゃねえか）
錫也のイチ推しが目の前にいる桃だとはマジウケる^^
熱く「行き止まりの」素晴らしさを語る錫也の言葉がきっつい桃。
心の声がめっちゃ面白い^^
かくして、錫也、桃、幸音はオタク友になった^^
錫也、悲願達成！
見事な腐男子っぷり（^^;
それからはランチミーティングで親睦を深め合う3人。
話はGWのイベントについて。
錫也はオタクを隠し、アフターすることに。
桃は内緒で出展（もちろん錫也にはひみつ^^）。
あれ？幸音は？
裏切りのヨーロッパ旅行の幸音。
そこで片言の日本語を話す変な外人にオタク話をされる幸音。
コミケで会えば運命と言われる。
なにが運命だ？
これは伏線だ～。
幸音は国際恋愛か？
アフターで桃は錫也に頼まれたいた本を渡す。
錫也は「行き止まり」と「シンメトリー」への熱い思いを切々と桃に語る。
大感動の錫也の熱い言葉に、涙が止まらず下を向いたまま顔を上げることのできない桃。
これまで、時間を削って注ぎ込んできた創作活動を、
元カレであり、同士である腐男子に「あんたの作品は最高だよ～」って言われたら
そりゃー、泣けてくるわ。
理解されてるって感じるし、認めてもらえる？喜びって人ならだれでも涙しませんか？
見事なオタクなった錫也。
捜索活動にいそしむ、桃と幸音。
ヘンな外人はあの人の海と化したコミケで幸音と会えるのか？
楽しみすぎるこの後の展開^^
これからどうなる ^^?
実はマカオンはこれと似たような経験があります。
エロビデオをレンタルしようとカウンターに行き、DVDを差し出すと、
そこには元同僚が…^^;
引きつった顔をしながら、
「ここに就職したんだ～？ よかったなー、こういう仕事似合ってるよ。」
と言い、そそくさと逃げるようにして出てまいりました。
そのレンタルショップをマカオンは封印しました^^;
その時は、
（あいつ、こういうの好きなんだ）とか思われるんじゃないかとおもっちゃいました。
なので、桃や幸音の性癖を知られないように秘密にする。
それが元カレなら（いや、他人でも）知られないようにするって言う気持ちはよくわかりますね～。
かといって、いつまでも隠し通せるわけでもないと思うんだよね。
シルヴィオが台風の目の予感がビンビンします^^
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イーブックジャパン（ebookjapan） で好評配信中の漫画です。
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