人前ではいいカッコしたい！ みんなからいい人って思われたい！ 頼られたい！
そんな風に思うのはだれでもそうだよね？
漫画だからそういうキャラは卑怯だとか、偽善者だと認識してしまうが、
では、現実の自分を同じように卑怯者、偽善者と認識するだろうか？
だから、「友食い教室」2巻 はおもしろい^^
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目次
「友食い教室」2巻 感想
今日も友食いゲームのメールが届く…
感染者：天野翔太
ついに翔太が感染者となってしまった。
ドナーはクラス委員長の田辺浩明
ワクチンは…なんと…腎臓
ショックを受ける翔太を由紀が励ます。
一連の事件を経験して由紀は自分に素直になることを学んだ。
由紀は翔太に「好きだ」と告白する…
学校に着き翔太は田辺に正直に腎臓をくれと頼む。
それに対し田辺は「救える命があるなら助けたいって思っている」
そう答えた田辺。
腎臓摘出のため綾斗の病院に行こうというと
田辺の表情がとたんに変わり教室から逃げ出した。
「追わなくていいのか？ ヤツのことを見逃したら…お前の死は確定だぞ？」
綾斗の言葉に翔太も教室を飛び出した…
翔太は田辺を捕らえ腎臓を取り出し食べることができるのか…？
感染者：新島亜衣
亜衣から電話をもらった奈緒は亜衣のドナーである桜庭雅也の殺害協力を頼まれる。
友食いゲームですでに友人の留美を失っている奈緒は亜衣に協力する。
しかし、女癖の悪い雅也に奈緒は…
そればかりか…
覚えていない...？
予期しなかったゲームルールに救われた奈緒だが恐怖が抜けきれず、翔太に助けを求める。
翔太は子供のころ遊岳と使っていた秘密基地＝小屋をふたりで使うことにした。
それを遠目から見つめる男子生徒がいた...綾斗だ。
「そうか…やはり覚えてないのだな」
そういってその場を去る綾斗。
アルバム
秘密基地で住むために掃除を始めた翔太と奈緒。
その際に翔太が古いアルバムを見つけた。
ある1枚の写真に遊岳と翔太、そこに真っ赤な服を着た女の子が写っていた。
翔太はその女の子が誰なのか思い出せない...
しかし、写真を見た奈緒は
「えっ？ 女の子？ そんなのどこにも見えないけど...」
写真を見直すとそこには…黒い影し写っていなかった…
友食い教室は今回も凄惨だ^^;
大切な彼女ばかりか親友まで失った凄惨な状況の中で他人との関わり方はどんどん変わってくる。
いや、凄惨な状況だからこそ信じられる者、裏切るもの、偽善者、嘘をつくもの、逃走者、そして非難する者など
人間の負の部分が出まくるんだよね～。
そういう人間の醜さを実にうまく描いているところがこの友食い教室の本質的な面白さだろう^^
この2巻ではクラス委員の田辺が実はバリバリの偽善者で「助け合おう」言っておきながら、
いざ臓器提供しなければならなくなると正体を現す^^
だからといってマカオンは田辺が悪いとは言わない。
なぜなら、マカオンは田辺の言動は普通の人間であれば至極当たり前だと思うからだ。
人前ではいいカッコしたい！ みんなからいい人って思われたい！ 頼られたい！
そんな風に思うのはだれでもそう思うことだよね？
漫画だからそういうキャラは卑怯だとか、偽善者だと認識してしまうが、
では現実の自分を同じように卑怯者、偽善者と認識するだろうか？
そんな風には思わないだろう。
自分のことはかわいいもの。
自分だけじゃないみんなもそうするはず。
でも、漫画のキャラは卑怯者....
あなたの「その考え自体が」超エゴイスト！
そんな風に自分を重ねてみると、自分の生き方や考え方をほんの少し変えてみようかな？って思った。
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