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目次
「虐殺ハッピーエンド」2巻 のネタバレと感想と
今日、紹介するのは、
原作：宮月 新 先生、作画：向浦 宏和 先生の
「虐殺ハッピーエンド」2巻 です。
ぜひ、紹介文を読んで、試し読みしてください。
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「虐殺ハッピーエンド」2巻 のネタバレと感想と ここがおもしろい
他人を殺し続けて妹の命を守る
時間を進めるために、行動を起こさなくていけない
殺しても良い人間だけ殺す
エゴまる出し…身勝手の塊…
悪い奴だから殺しても良いのか？
薄れていく良心、強まる殺意、迫る刑事…
妹を助けることはできるのか？ 刑事からは逃げきれるのか？
絶対的に不変な「時間」というものの常識がくつがえる
だから、「虐殺ハッピーエンド」2巻 はおもしろい^^
「虐殺ハッピーエンド」2巻 のネタバレと感想と 今回のストーリー
アリバイ
刑事に問われる真琴。
弥生の目撃証言をくつがえすために、弥生と東京の遊園地に行く。
そこで真琴は弥生にすべてを話す。
しかし、0時になり弥生はもと居た場所に転送される。
もちろん、その日の記憶はクリアされる。
真琴だけがその場所に残り、コンビニの監視カメラに映ることでアリバイを作った。
殺人依頼
沢ノ井を殺した現場を見ていた片桐千春は真琴にこう頼む
母の百合子が連れ込んだ棚橋 剛という男を殺してほしいと。
なぜなら、棚橋は百合子をクスリ漬けにしたうえに、
千春のことも犯していたからだ。
棚橋を殺し、その過程でヤクの売人も殺した真琴。
その殺人を手伝う千春。
母も死に次第に真琴に依存していくようになる。
「約束して…草壁くんだけは絶対 私を裏切らないって！」
協力者
脇田、沢ノ井、森下、梶原、棚橋、百合子、売人…他にも多数を殺したことで真琴の精神は崩壊していく。
九十九警部は徹底して真琴に疑いの目を向ける。
一方、真琴は千春にタイムリープの事実を話す。
「僕は妹を8月10日の手術の日まで連れて行かなきゃいけない!! あと…23人...!!」
そして、殺す相手を東京でさがし始める真琴だが、人が多すぎて実行に移すことができない。
別行動の千春は円光を装いエロオヤジをトイレに監禁する。
そして真琴がとどめを刺すというおかしな連携が生まれた。
「私たちはふたりでひとり… …でしょ？ 草壁くん 裏切らないでよ 私を…」
九十九とと弥生
九十九警部は真琴に状況証拠をリークして揺さぶりをかける。
そんなことに一向に反応しない真琴に
「大変だな… 妹のせいで…」
「違う… 僕は詩織がいるから… 幸せなんだ…」
九十九警部は真琴の理性を揺さぶるために草壁詩織について調べるよう水の刑事に指示する。
詩織の検査が終わり帰宅した真琴を、弥生は温かい手料理で迎えてくれた。
密かに恋心を抱いている弥生は真琴を心配し、
「マコちゃんはいま…ちゃんと幸せに向かってる？」
その優しさに自分の犯した殺人と詩織を見捨てられないという気持ちの葛藤に板挟みにされ、
「死にたいよぉ… 早く死んでラクに…」
そう言って苦しみ、弥生にもたれ眠りにつく。
その様子を歯ぎしりしながら、目を見開き怒りに溢れた瞳で凝視する人物は…
「虐殺ハッピーエンド」2巻 のネタバレと感想と 読んでみた感想
どんどんと殺人に手を染めていく真琴の良心が消えていく
千春は依頼者から協力者になる。
それは、母だけが生きる希望だったのに、その母に「泥棒ねこ」「死ね」と言われ絶望したからだ。
「誰かに必要とされたい」その想いが真琴への依存となったのだろう。
しかし、その依存は 裏切りは真琴でも殺す ということだ。
千春もすでに殺傷を経験しているから平気で殺しに来るだろう。
真琴の「悪い奴だから殺しても良い」というのは、「デスノート」のキラを思い出した。
悪人は死んでもいい という発想は最後には 自分に歯向かうものは殺す に変わっていった。
ひととはそれほどもろく、弱い生き物なんだと思う。
だから、ほんとうの悲しみや苦しみを知っている人は、他人に優しくできるのだ。
真琴もいまは「悪い奴だから殺しても良い」と思っていてそこに信念をもっているかもしれないが、
妹の死期が近づいたなら弥生だって殺すかもしれない。
その弥生だが、唯一真琴の良心を呼び覚ます、
ひとの生き方を変えることができるのは、温かい人の想いだけなのかもしれない。
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