サスペンス、ホラー

「血の轍(わだち)」4巻 のネタバレと感想 ついに静一が静子に立ち向かう

2018年11月5日

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この精神をほんとに疑うなぜなら、静一のどもりを心配する訳でもなく、家に帰りたくないという気持ちを理解しようともせずさらには早く帰って来いというなんて母親としてはありない静子は静一のことを子どもと言うよりはペットのような感覚で接しているのでないだろうか

「血の轍(わだち)」4巻 のネタバレと感想 

 

こんにちは^^ マカオンです。

 

今日、紹介するのは、押見修造 先生の

 

「血の轍(わだち)」4巻  を紹介します。

 

吹石の存在によって

 

精神的ゆとりを取り戻す静一

 

しかし

 

静子の呪縛は緩まない

 

しかし、ついにその時が...

 

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「血の轍(わだち)」4巻 のネタバレと感想 嬉しかった

1ヶ月が経過した。

 

まだうまくしゃべれない静一は周囲にはのどが痛いことにしていた。

 

同級生に中2にもなったははおやとデパートにいることを冷やかされ教壇に八つ当たりした。

 

それを教師にいさめられ親に報告すると言われた静一はブルーになり原っぱにやってきた。

 

そこへ吹石が来て静一の隣に座る

 

「うれし...かった。 僕は...うれしかった。 吹石の、手紙... 本当は、うれしかった...!」

 

静一は確実に精神的に不安定になってる

しかも、八つ当たりするようなタイプじゃない

すこし、凶暴になっているというか、自分自身をコントロールできなくなってきているのではないだろうか

吹石に自分の気持ちを伝えるときはどもらないで話せている

これは静一にとって吹石がものすごく精神的に安心出来る存在だからだろう

 

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「血の轍(わだち)」4巻 のネタバレと感想 吹石

「それって…どういう意味?」

 

はにかみなが訊ねる吹石

 

「僕っ...とっ...つっ...つっ...つっ...つきあっ...て...」

 

静一がまたどもったのは静子の影が見えたからだろう

もしかしたら吹石になにかしらの被害が及ぶかもしれない

そう言う気持ちからだろう

そう考えると

静一にとって静子は恐怖の対象ということだ

 

翌日、教室で吹石と目が合う

 

はにかむふたり

 

授業で静一は思いきって声を出してみる

 

すると、どもることなくスラスラと読むことができた

 

静一が普通に話せるようになったのは精神的に心が休まるからだ

それは恐怖であれ、優しさであれ人の思いというのは

これほどに人の心に影響を与えるのだ

 

昨日行った原っぱのベンチでふたりだけの時間を過ごした

 

吹石は静一に「以心伝心」みたいな関係になりたいと伝えた。

 

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「血の轍(わだち)」4巻 のネタバレと感想

遅く帰ったことを静子にいさめられた静一

 

家に帰りたくなかったからひとりで学校にいたと

 

どもりながら、嘘をつく

 

もちろん吹石の存在を気とられると吹石に危険が及ぶ可能性があるからだ

どもるのは、精神的に緊張し静子の前では蛇に睨まれたカエルのように身動きひとつできなくなる

 

「今日は、早く帰ってきてね。」

 

この精神をほんとに疑う

なぜなら、静一のどもりを心配する訳でもなく、

家に帰りたくないという気持ちを理解しようともせず

さらには早く帰って来いというなんて母親としてはありない

静子は静一のことを子どもと言うよりはペットのような感覚で接しているのでないだろうか

 

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「血の轍(わだち)」4巻 のネタバレと感想 お前なんか要らない

静子との約束を無視して甘美な時を過ごす吹石と静一

 

吹石は父から虐待を受けていることを静一に話す

 

徐々に深まる吹石と静一

 

そのとき

 

「見たわよ!」

 

遠くで自転車を乗捨て髪の長い女が二人の方に向かってくる

 

静子だ!

 

逃げるふたり

 

近くで静一を呼ぶ静子

 

「せいちゃん せいちゃん せいちゃん せいちゃん せいちゃん せいちゃん」

 

「聞いちゃダメ」

 

ついに静子に見つかるふたり

 

静子の手が吹石に伸びる

 

その手の前に立ちはだかる...静一

 

「あっちいけ!! マッ...おまえなんか!! おまえなんかいらない!!」

 

ついに、ついに静一が反旗を翻した

精神的に追い詰められていたけど、

逆に大きく成長したようにすら感じる

それはなぜか?

守るべきものがあるからだ

では、静子も静一を守っているのか?

そうではない

静子の愛は異質な愛だ

 

「いらない...いらない...いらない子...私...いああ...い…お...」

 

静子は爪を噛み切る

 

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