「拷問迷宮」1巻ネタバレ 生きるため自傷する…裏切り、欺瞞、騙し、そして激痛

痛みの大きさに応じて生きながらえる。
そしてその痛みの要求はどんどん大きくなる。
生きるために自分を傷つける。
確実に死に向かうために生きようとする。
その中で繰り広げられる騙し合い、裏切り…死ぬために生きるその矛盾に耐えられるのか?

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登場人物

望月

自分以外には関心のない冷たい人間

ネタバレと感想

「君の痛みを僕は知る」

電車の中で眠りこけた望月は目が覚めるとドアノブのない部屋に閉じ込められていた。
そこには人間が一人立ったまま入るような鳥カゴ、鉄鋲だらけの椅子、人を閉じ込める鉄の釣り鐘など見たこともないような明らかに拷問道具が所狭しと並べられていた。
異変はそれだけではない.。
右手の甲には時計のような数字がみみずばれのように浮かび上がっている。
さらに腕には4方向のカーソルキーのようなみみずばれができていた。

脱出を試みる望月はある法則に気づく。
それは望月が痛みを感じるとそれが手の甲に数値化され、その数値に応じて鉄の扉が上昇する。
そしてあがり切ってから10秒ほど停止してまた、下降し始める。

そのことに気づいた望月はどの程度の痛みで扉がどこまで開くのか実験を始めた。
そして気づいた…この部屋には以前にも人がいたことを...

自らの爪を剥がしわずかな扉のすき間を這いつくばるようにして脱出した望月。
這って、歯って這い続ける。
かろうじて脱出した先には…3人の男たちがいた。
「あなたで4人目です。生き残った人は」

またまた残酷壮絶なクライムサスペンスって感じの漫画だわ。
ビビりのマカオンはこの手の漫画は正直苦手なんだけど、読み始めると止まらない面白さってあるよね~。
ストーリーとしてはいきなり異空間のような部屋に放置された望月が比較的早く冷静に対応しちゃってるのがちょっと違和感がある。
まぁ、しかしそのこところを冗長的に説明してもしらけるだけだ。
それなら、「落ち着け、いつもの自分に戻るんだ」とか一言いれるだけで展開が変わるのにそれがないということにちょっと編集者の演出力が残念だ。

展開と言えば扉の開閉システムが完全に説明になっている。
そこは分かりやすいのだが、説明書のようではなく望月の画を入れながら謎解きするようにした方がはるかに説得力も没入感も出ると思う。

しかし、1枚目の扉を這ってくぐり抜けた後、出口側にさらにもう1枚の扉があるという演出はおもしろかった。
そして謎の3人の男たちの出現はこの後どうなるんだろうというわくわく感が出てすごく盛り上がってくる。

こういう非日常的な作品の場合、プロローグは違和感を覚えやすいがそこを如何に自然に読めるかをアドバイスする編集者にもっと勉強してほしいなぁと感じた。

"数"はすでにわかっています。1500」

「無理だ 爪を剥いで379 1500なんて...」
次の扉は4人が合計で1500の痛みを感じれば開くといいのだ。
つまり一人400の痛みをノルマ化することでこの部屋からの脱出を図ろうというのだ。

全員で爪を剥がそうとするが望月はその痛みをほかのものだけに押し付け自分は約束をやぶる。
その代償として指を1本失う制裁を受けることになるが、その痛みでこの部屋から脱出することができる。
次の部屋には暖かい食事が用意してあった。
(殺してやる)
望月は自分のなかに明確な殺意を感じた。

醜い、醜い、醜い…いや当然のことなのかもしれない。
こんな非現実的な状況の中で自分の爪を再度剥ぐなんて完全に常軌を逸している。
そんなことできるわけがない。
誰でもできる事なら避けて通りたいと思うよね。
自分が痛い思いをしなくても1500行くかもしれない...そう思うのはふつうのことだろう。
しかし、怖いのはその代償だ。
「仲間」は共謀し一気に殺戮者に変貌する。
怖すぎる。
前に進むには自分で自分を傷つけなければいけない。
しかし、それをしなければ強制的に「仲間」というやつらが寄ってたかって傷つけに来る。
そして、この恐怖はどこまでエスカレートしていくのか?
最後に勝者はいる?
そして誰が一体何のためにこんな残酷なステージを用意したのか…
2巻が楽しみだ。

登場人物の本当の姿

望月

自分だけ助かろうとする利己主義者だが、この状況ではそれが当たり前ではないだろうか

太田

臆病だがまじめな男

星野

何かしらの秘密を知る男

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