鉄腕アトム

投稿日:2017年7月23日 更新日:

Ⅲ 鉄腕トムってどんな漫画? Ⅲ

昭和32年(1957年)発行の鉄腕アトムです。アトムの初めてのハードカバーです。

鉄腕アトムはもう何度も出版されています。しかも時代錯誤とも取れるような作品になにがあるんだ?と思われることでしょう。

では、鉄腕アトムとはどのような作品なのでしょうか?

鉄腕アトムという作品は一見すれば児童向けロボット漫画のようですが、私は決して子供向きの作品ではないと思います。

むしろ人間のエゴについて考えさせられる深いテーマを取り扱った作品であると思います。

アイザック・アシモフはロボット3原則を作りました。それはロボットの法律です。

  • 第一法則:ロボットはは人間に危害を加えてはならない.またその危険を看過することによって,人間に危害を及ぼしてはならない.
  • 第二法則:ロボットは人間に与えられた命令に服従しなくてはならない.ただし,与えられた命令が第一法則に反する場合はこの限りではない.
  • 第三法則:ロボットは前掲の第一法則,第二法則に反するおそれのない限り,自己を守らなければならない.

アトムの時代背景はロボットが人権(?)を確保しつつある時代となっています。しかし、それはまだ十分に浸透しておらず、人に危害を加えれないことをいいことにロボットを奴隷化する人間やロボットに危害を加える人間もいます。

そんな、差別を受けるロボットが人間に抵抗する様を描いたり、ロボットの存在意義を問うたりする作品なのです。

Ⅲ カラー版鉄腕アトム Ⅲ

この鉄腕アトムのハードカバーはカラー版と言われているそうです。

昭和32年に初版が発行されました(写真は重版)。そのため、掲載されている作品は雑誌に近いものが載っています。

手塚治虫という人は自分の作品が出版されるたびに作品にいろいろと手を入れられる方だったそうです。つまりそれだけ作漫画を愛し、同じ漫画でも手を入れることによってさらに面白くしようと生涯にわたり研究されていたのだと思います。

この鉄腕アトムは昭和32年発行という事で初期のタッチで描かれています。表情が割と人間に近く7頭身ほどのアトムです。手塚治虫曰く、「アトムは人気が出るほど等身が小さくなる」。確かに朝日ソノラマ版が出るころは5頭身ほどです。

しかし、このアトムの顔は何と生き生きとした表情でしょう。

復刻もされましたが、紙質や経年劣化、インクの色合い、紙への染みこみ具合などオリジナルとは比べ物になりません。

本としてではなく、芸術作品として見てしまします。

しかし、作品の内容も素晴らしいので読む分には復刻版を、鑑賞するならオリジナルを。というのが私のおすすめです。

 

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